A5手帳カバー(2代目)を製作。
2022年02月05日
入れ物/Case 手帳カバー, 生成り去年の3月に公園で菱目打ちなどをして作った、手帳カバーの2代目を製作。もう一年か…。
今回は先生から仕入れた生成りのヌメ革を使用しました。使用前に前回覚えた表面の処理をしてからスタート。
これはパーツを組み立て、菱目打ちをする前段階。
一回現物の手帳に合わせてみてサイズを確認します。うん、良い感じ。
革の厚さが1.2mmだったので重ねると2.4mm。菱目打ちで無理に貫通させず、アタリをつけるだけにして菱ギリで穴を開けました。
使った糸はエンジ色。角を一円玉でケガいて丸くし、コバ磨きを念入りに。完成してから手帳を入れてみました。いい感じに仕上がった。
トコノール作業時には気をつけていたのですが、やはり熱中?しすぎて銀面にはみ出してしまい、そこはシミになってしまいました…。生成りヌメ革はこういう部分に気を使います。
本日のコバ磨き。ミニドレッサー細目→600番→1000番→1500番→2000番。コバをキレイにしたかったので、型紙の段階で5mmのマチをつけ、マチを含んだ寸法でパーツを組み上げ、接着した後にマチごと切り落としています。そうすると切断面がキレイに。600番までの工程をより徹底的にやればザラザラ感が減らせたかも。
構造としては極めてシンプル。2日間で仕上がりました。しおりやペンホルダーをつける選択肢もあったのですが、自分は何もないのが好みだったのでそのままに。
さてこの手帳カバー、この後のエージングがどうなるか楽しみです。
自分はここ数年ずっと、この能率手帳A5サイズを使っています。絶版にならない限りは毎年買い替えながらこのカバーを使っていきたいと思います。