駒合わせ縫いにチャレンジしてみた
2021年07月06日
革細工 駒合わせ縫い
先日失敗したケース、根本原因が駒合わせ縫いがそもそもできなかったためと判明したので練習してみることにしました。例によってレザークラフト塾さんのこのページを参照。
まずは厚さ2mmの革を重ね合わせて4mmにしたものを菱目打ちし、90度に貼り合わせ。接着力は強いほうがよいということなので久しぶりに有機系接着剤を使用。菱目打ちは片方は抜かずに半分くらいまで打ち込み。

縫いの前に菱ギリで半開けになっている菱目の穴をつなげていく工程があるのですが、これがタイヘンでした。思うようにキリが入っていかないし、手を傷つけそうになるし。縫いは通常通りの平縫いでやってみるも、穴がきちんと貫通しておらず四苦八苦。どうも半開けを浅くしすぎたようです。糸も抜けずにラジオペンチで引っこ抜く始末。

ウラはこんな感じ。

もう1セット同じ練習用セットを作って再チャレンジしてみました。左側が2回めの練習台。菱目打ちを深めにしてみたところ、菱ギリを使っての貫通作業が楽にでき、縫いもペンチを使わず結果的に楽にできました。ただ途中で接着剤が剥がれてしまい…。

駒合わせ縫いを使ったカードケースに次は挑戦しようと思っているのですが、果たしてどうなるか…。

【駒合わせ縫い練習の反省会】
- 革は厚みが必要。縫い代(ステッチンググルーバーでのライン引き)の1.5倍程度か?
- 菱目打ちでの半開けは革の厚さの半分程度まで打ち込む。
- 菱ギリでの貫通作業時は軍手などして手を保護する。
- 接着剤は強力なものを利用したほうが楽。